【久保建英】マジョルカvsベティス戦のレビュー

【久保建英】マジョルカvsベティス戦のレビュー

久保建英は2試合連続でフル出場を果たしており、低位置確保に向けて良い状態になっていると考えて良いのではないでしょうか。

監督のコメントでも、年齢は関係なく本人のパフォーマンス次第ということを明言しており、練習で好調を維持している選手を出場させると言っています。

このページでは、ラ・リーガ第15節ベティス戦の久保建英選手と、マジョルカの試合内容について書いていきます。

試合のハイライト動画

 

パフォーマンス

久保建英は右ウイングとして、スターティングメンバーに名を連ねました。

久保は2試合連続でフル出場を果たしており、低位置確保に向けて良い状態になっていると考えて良いのではないでしょうか。

味方からパスを貰えるようにオフザボールの動きも積極的に行っており、味方からしっかりとパスが入っています。

敵陣のペナルティエリア付近でパスを受けると、まずは前を向いて積極的にドリブルで敵に向かっていく姿勢が数多く見えて、

マジョルカのストロングポイントになっているように感じました。

守備面でもサボることなく、敵のボールホルダー相手にプレッシャーをかけに行っているので味方からの信頼も厚くなると予想されます。

守備もサボらずに行って90分間のフル出場をしているので、世界トップクラスのラ・リーガで完全なレギュラーを取れるかもしれません。

18歳時点で世界トップクラスのラ・リーガで出場すること自体も難しいことですが、レギュラーとなると日本人選手の中でトップクラスと言えるのではないでしょうか。

特徴としてボールを受けた後の細かなテクニックやターン、ドリブル、シュートを挙げることができますが、見ていて目立つのはパスを受けるために、細かくポジションを修正するオフ・ザ・ボールの動きだと感じました。

監督からの信頼を得つつある

マジョルカはラ・リーガの中で順位自体は低いものとなっていますが、今の監督は久保にとって他のライバル選手と対等に競争をさせてくれているので、良い環境にいると言えます。

マジョルカの監督のビセンテ・モレーノ監督は、就任した3年前はマジョルカは3部の状況で、たった2年でチームを1部に引き上げた手腕を持っています。

クラブとしても3部にいたチームを、就任2年でラ・リーガ1部に引き上げているために1部で苦戦したとしても簡単に解任はしないでしょう。

このような状況も、久保選手にとって有利な風が吹いていると言えます。



マルカ紙、アス紙の評価

 

採点
Marca 2点
AS 2点

 

スペインの2大スポーツ紙とも呼べる、マルカ紙、アス紙ともにチーム最高点タイの2点の採点となりました。

 

スタッツ

・攻撃面

ゴール アシスト クロス シュート SonT 出場時間
0 0 4 3 3 90分

※ SonTはショット・オン・ターゲットを省略したものです。

 

・守備面

タックル インターセプト ファウル イエローカード レッドカード
1 0 3 1 0

 

 

19-20シーズンのスタッツ

出場試合数 スタメン 途中出場 ゴール アシスト プレイ時間
12試合 6 1 2 699分

 

 

試合のレビュー

最近5試合のマジョルカの成績

vs レガネス A 0-1
vs オサスナ H 2-2 引き分け
vs バジャドリッド A 0-3
vsビジャレアル H 3-1
vs レバンテ A 1-2

感想

マジョルカは低い位置からパスを繋ぐ戦術を選択していますが、ベティスに前半の早い段階からプレスをかけられて早々に失点してしまいます。

MFのババが開始4分でペナルティエリア内でファウルを犯して、敵にPKを献上してしまい、ベティスのレジェンドと言えるホアキンにPKを決められて0-1になります。

 

前半15分までに、右サイドの久保に2度のチャンスが巡ってきて枠内シュートを放ちますが、ベティスGKのロブレスにセーブされます。

特に2本目のシュートは相手のマークを上手くターンで交わして、シュートまで持ち込んでいるので惜しいシュートとなりました。

 

マジョルカは何度かチャンスを作りましたが、自陣でボールを持っているときに保持をしようとして、ベティスにプレスをかけられた場合に、ボールを奪われてショートカウンターを受けるシーンが目立ちました。

相手が高い位置からプレスをかけてきたときに、ロングボールで回避するためにターゲットとなれる選手が居ない点がマジョルカの弱みだと感じます。

もしも、センターフォワードにターゲットマン的なロングボールをキープしてくれる選手が居れば、相手のプレスが強くても上手く逃げられるので敵もショートカウンター狙いの戦術は選択してくることが減ると予想できます。

 

前半32分には、フランスのリヨンから獲得したフェキルが数人のマークを振り切って、ペナルティエリアの外からグラウンダーのロングシュートを決めて、ベティスがリードを2点にします。

ベティス側は得点以外にもフェキルがスキルの違いを見せており、マジョルカの中盤では手に負えない状況に見えました。

 

後半からは2点差が付いたこともあって、ベティスは自陣でしっかりとブロックを組んで、ボールを奪ってからカウンターをする戦術に変えてきました。

 

マジョルカは53分にコーナーキックからの混戦で、ベティスMFのグアルダードがダニ・ロドリゲスを倒してしまい、マジョルカがPKを獲得します。

このPKをラゴ・ジュニオールが決めて、差を1点に縮めました。

1点差に縮めたことでホームのサポーターは盛り上がりを見せましたが、逆にベティスはDFラインを少し高めてブロックを形成してきたために、マジョルカ陣内まで攻め込んで決定的なチャンスを作るようになります。

 

59分には久保に繋がったチャンスをペナルティエリア内にグラウンダーのクロスを送り、決定的なチャンスを演出しますが、ベティスGKロブレスのファインセーブに遭い得点を奪えません。

 

その後も何度も得点になってもおかしくないアシスト未遂と言える決定的なパスを味方に出しますが、味方が決めきれません。

85分にはポジションを崩して中央のスペースで久保はパスを受けて、反転してペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを放ちますが、またもロブレスのファインセーブに遭います。

決めなければいけない決定機を外し続けては、マジョルカが同点に追いつけるはずもなく、反対にファインセーブを連発したベティスGKのロブレスが目立つ結果となってしまいました。

 

監督のやりたい事とは

対ベティス戦を見る限り、ボールを大事に繋いぐサッカーがしたいのでしょう。

2年で3部から1部へと連続してチームを昇格させてきたというのは、ポゼッションで相手を倒していく攻撃的なチームを作ってきたものと予想します。

正直な話、マジョルカのタレントでは、このやり方を続けていけば降格する可能性があります。
しかし、チームは何度も決定機を作ることに成功しており、決める選手がいない、または決めるべきシーンでミスしてしまうことが勝てない原因だと感じます。

このサッカーでは残留は難しいかもしれませんが、見る人によっては監督自身の評価は上がるでしょう。
タレントさえ揃えれば強いチームを作れるかもしれないというサッカーをしています。久保にとってもテクニックを見せたり、1対1の勝負を許してくれる監督の下で年間を通して試合をこなすことは大きな経験になるでしょう。

まとめ

久保はキレのあるドリブルや惜しい枠内シュートも放って、ゴールやアシストという数字には繋がっていませんが、好調をキープしています。
決定機を創出しており、味方が得点していればアシストが付いた場面が最低2度はありました。

次節でもスタメンが予想されるために、今後も活躍が期待できます。